茶人(ちゃびと)とは、茶を通じて人をもてなすプロフェッショナル。

通常の茶人(ちゃじん)は、茶の世界の中で何十年にも渡る経験や哲学を通じ、茶の世界の人同士でもてなしあいます。 つまり、亭主と客がお互いにもてなし合う、究極の「茶道」を追求する人々を、茶人(ちゃじん)と呼ぶのです。

茶人(ちゃじん)の皆様が開催される一般的なお茶会体験の大半は、お茶の「作法」を勉強したり体験することで茶道の弟子を増やしたりする目的で開催されます。 時には「思い出づくり」の一環として開催されることもあります。

でも、それは大変小さな「体験」に過ぎず、一生ものの「経験」になることはありません。 中には初めてで何もわからないまま上席をすすめられ、そこで恥ずかしい思いをさせられる方までいる始末。

だからこそ、茶人(ちゃびと)である私は茶人(ちゃじん)とは異なり、「生涯の一ページに刻まれる経験」としての“茶のもてなし”をお客様に提供致しております。 言葉を変えるならば、茶人(ちゃびと)のお茶会は「堅苦しさを廃した、誰でも受け入れOKな本物の茶会」なのです。

もちろん茶を体験した事が無い方からすれば、正座や作法の心配はあるでしょう。 しかしながら、茶人(ちゃびと)のお茶会にそういった心配は全く無用です。 作法のことなど気にせずにお楽しみいただけますし、正座が心配な方には座椅子のご用意もございます。お客様同士で少しずつ譲り合う心をお持ち頂ければ、それで十分でございます。

新型コロナウイルスの心配もあるかもしれません。しかしながら複数の学術研究によって、抹茶には新型コロナウイルスにとって漂白剤の原液と同じぐらいの殺菌力があることが証明されました。つまり抹茶を口に含むと言うのは、もはや「経口ワクチン」と呼んでも差し支えないほどだと言えます。複数のお客様でお楽しみの場合でも、「美味しい新型コロナ対策」を飲みに来るのだ、と是非お考えいただき、当日は恐れること無く思いのままにお楽しみいただきたく存じます。

茶の湯は今を去ることおよそ430年前、千利休によって完成されました。  時の太閤、豊臣秀吉は千利休が完成させた茶を持って、当時の富裕層だった多くの大名達をもてなすことで大名を懐柔し、自分の味方に引き込みました。

抹茶は元来、超富裕層の心を交えるためのメディアであり、贅の極みを知る彼らの心を動かすほどの力をもったエンターテイメントでもありました。そして「もてなし」の文化は大名同士や富裕層同士が茶を通じて仲良くなることで発展してきたものです。

2013年9月、東京オリンピック招致活動で「お・も・て・な・し」と言う言葉が世間を賑わしました。しかし、本物の「もてなし」を多くの人は知りません。

茶人(ちゃびと)は、そんな世の中に“本物のもてなし”を広めるために活動しております。

2021年12月15日 茶人CHABITO 代表 小早川宗護

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